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まだ買ってないけど、本気で狙っている3銘柄

日本株 投資戦略

狙いを定める成長株3社:ファーストアカウンティング・PKSHA・フィックスターズ

「まだ投資していないが、密かに狙っている銘柄」として、私が名前を挙げるなら、ファーストアカウンティング、PKSHA Technology、そしてフィックスターズの3社である。

単に業績が良いとか、株価が上がっているといった一過性の事実だけではない。私が注目しているのは、その背後にある「模倣困難な競争優位性」と「爆発力の源泉」にほかならない。

共通点は明確だ。いずれもB2B領域、特にAIを中核としたテクノロジーサービスを軸に事業を展開している。顧客と長期的な関係を築き、積み上げ型の収益モデルを形成しながら、顧客の課題を深く理解し、それを技術で解決していく。この「技術力×顧客基盤」の組み合わせこそが、持続的成長を生む最大の武器である。

財務面でも3社は強靭だ。ファーストアカウンティングは自己資本比率57%以上、無借金経営という盤石の体制を誇る。フィックスターズは潤沢な現預金を抱えつつ高収益を維持。PKSHAは先行投資を進めながらも、売上と利益を同時に拡大し続けている。つまり、外部環境に左右されず、長期の研究開発や戦略投資を果敢に行える「財務の余裕」を持っているのだ。

そして何より、3社の成長は「質」が伴っている点が決定的に重要だ。フィックスターズは営業利益率を29.5%にまで高め、PKSHAは調整後EBITDAを前年同期比+39.9%増と圧巻の伸びを示す。ファーストアカウンティングも売上+42.1%増という高成長に加え、営業利益率10%を維持しており、効率的な成長のモデルケースとなっている。

だからこそ私は、この3社を「密かに狙っている」のだ。単なる一過性の好業績ではなく、長期にわたり持続的かつ指数関数的な成長を描ける“真の実力株”。この条件を満たす銘柄に出会えることは、投資人生においてそう多くはない。

比較表

 

項目 ファーストアカウンティング PKSHA Technology フィックスターズ
ティッカー 5588 3993 3687
時価総額 約168億円 約1,089億円 約640億円
コア事業モデル 経理特化型SaaS(Robota, Remota) AIソリューションとAI SaaSのハイブリッド ソフトウェア高速化サービス
直近売上成長率 +42.1% (前年同期比) +25.1% (前年同期比) +21.5% (前年同期比)
営業利益率 10.2% 21.1% (事業利益率) 29.5%
ARR/NRR ARR 約19.3億円、月次解約率0.58% ARR 約84.1億円、NRR 104.3% ストック収益拡大中
「爆発力」の性質 経理業務の「AIシンギュラリティ」による市場席巻 データ循環によるエコシステム拡張 AIインフラの効率化による乗数効果
グローバル展開 米国TAMを算定、Peppol対応 日本発AIの海外展開を掲げる 米国子会社、メイヨークリニックとの提携

 

次回は、8月決算発表の内容を踏まえて、3社それぞれの強みと課題をさらに掘り下げる。

どの銘柄がRAK戦略の“加速エンジン”となり得るのか──その投資妙味を熱く考察していきたい。

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