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株価はどこまで伸びる?ファーストアカウンティング・PKSHA・フィックスターズの成長見通し

コアサテライト戦略

成長株の未来シナリオ|3年・5年・10年・15年でどう変わる?

前回は、ファーストアカウンティング(5588)、PKSHA Technology(3993)、フィックスターズ(3687)の3社について、事業内容や決算の数字を整理しました。
今回は続編として、それぞれの企業が3年後、5年後、10年後、15年後にどんな成長を描けそうかを考えていきます。

投資で大切なのは「この会社は成長する」だけでなく、「いつ」評価が大きく変わるのかです。時価総額が小さい会社ほど、伸びる余地も大きくなります。以下、2025年8月26日時点の株価・時価総額を出発点に整理します。

  • ファーストアカウンティング(5588):株価1,505円/時価総額 約167億円

  • PKSHA Technology(3993):株価3,505円/時価総額 約1,120億円

  • フィックスターズ(3687):株価1,898円/時価総額 約640億円


3年後(〜2028年)|最初の壁を超えるタイミング

ファーストアカウンティング

現時点で時価総額はわずか167億円。ARR(毎年積み上がる売上)が着実に伸び、解約率が低く抑えられれば、「小さな会社から一段上のステージへ」 進めます。
仮に売上が100億円規模に届けば、株価が2倍、3倍になる可能性も十分に見えます。競合の動きは注意ですが、小型株ならではの成長余地があります。

PKSHA Technology

既に1,000億円を超える規模なので、短期で大きく化けるには「決定打となる数字」が必要です。
AIエージェントの導入先がさらに広がり、サーキュレーション買収の効果(AI×人材の新しいサービス)が数字で見えてくれば、株価は上向きやすいでしょう。

フィックスターズ

営業利益率が30%近い高収益企業。ここ3年の注目は、「液冷データセンター」の本格稼働です。もし順調に立ち上がれば、時価総額640億円から1,000億円への切り上がりは十分にあり得ます。


5年後(〜2030年)|事業拡張と海外展開がカギ

ファーストアカウンティング

国内のシェア拡大に加え、米国市場での進出が始まれば、売上300億円クラスが現実味を帯びます。現在の時価総額167億円と比べると、5年後には1,000億円を超える可能性があり、株価数倍のチャンスを秘めています。

PKSHA Technology

AIエージェントが企業の業務に欠かせない存在となり、ARRが200億円を超えてくれば、時価総額2,000億〜3,000億円も狙えます。5年後は、「国内トップAI企業」から「アジアでも存在感を持つAI企業」へと変わる転換点になりそうです。

フィックスターズ

米国展開が軌道に乗り、液冷データセンターが安定した収益源になれば、時価総額は1,500億円規模へ拡大する可能性があります。AI需要が増えれば増えるほど、同社の技術は「裏方」ではなく「基盤」として価値が高まります。


10年後(〜2035年)|業界の“標準”になれるか

ファーストアカウンティング

電子インボイスが完全に普及する時期には、経理AIが「業界標準」になっている可能性があります。もし同社がその中心を押さえられれば、売上1,000億円、時価総額も数千億円規模に達し、テンバガー達成も現実的です。

PKSHA Technology

日本発のAIとして世界市場に存在感を示せれば、5,000億円規模への成長も視野に入ります。ここまで来れば「日本を代表するAI銘柄」として投資家からの注目度は一段と高まるでしょう。

フィックスターズ

液冷データセンターが定着し、医療AIや新規SaaSが収益柱として育てば、時価総額3,000億円クラスの企業になれます。AI時代の「計算基盤を支える企業」として評価されるかどうかがポイントです。


15年後(〜2040年)|産業のインフラ企業へ

ファーストアカウンティング

グローバルに展開する経理AIプラットフォームとなれば、時価総額1兆円規模も夢ではありません。小型株から大企業へ、大化けシナリオの完成です。

PKSHA Technology

AIエージェントが世界中の企業や行政に導入され、「社会の基盤」となれば数兆円規模の評価も理論上は可能です。人手不足という社会課題が続く限り、長期的な追い風は強いでしょう。

フィックスターズ

AIの高負荷計算を支えるインフラ企業として、NVIDIAや大手データセンター事業者と肩を並べる存在に成長できれば、グローバル市場での大化けが見えてきます。


各社の成長シナリオ別 株価インパクト試算(2025年8月26日終値ベース)

前提として、現在の発行済株式数を用い、時価総額が拡大した場合に株価がどの水準になるかを整理しました。あくまで概算ですが、成長ポテンシャルのイメージとして参考になります。

ファーストアカウンティング(5588)

  • 現在:株価1,505円/時価総額167億円

  • シナリオ

    • 時価総額500億円 → 株価 約4,500円(約3倍)

    • 時価総額1,000億円 → 株価 約9,000円(約6倍)

    • 時価総額1兆円 → 株価 約90,000円(約60倍)

→ 小型株ならではの大化け余地。ARR拡大と海外進出が鍵。


PKSHA Technology(3993)

  • 現在:株価3,505円/時価総額1,120億円

  • シナリオ

    • 時価総額2,000億円 → 株価 約6,250円(約1.8倍)

    • 時価総額5,000億円 → 株価 約15,600円(約4.5倍)

    • 時価総額1兆円 → 株価 約31,000円(約9倍)

→ 既に中堅規模だが、AIエージェントが社会基盤になれば「日本発AI」の代表株として大化け余地あり。


フィックスターズ(3687)

  • 現在:株価1,898円/時価総額640億円

  • シナリオ

    • 時価総額1,500億円 → 株価 約4,450円(約2.3倍)

    • 時価総額3,000億円 → 株価 約8,900円(約4.7倍)

    • 時価総額1兆円 → 株価 約29,700円(約15倍)

→ 高収益を背景に、液冷データセンターや海外展開が軌道に乗れば評価は大きく切り上がる。

まとめ:RAK戦略と私の投資目標

今回の記事では、ファーストアカウンティング・PKSHA Technology・フィックスターズという3社を時間軸ごとに分析しました。どの企業も「数字で裏付けされた成長余地」を持ち、将来の株価上昇を狙えるポテンシャルがあります。

私自身の投資戦略「RAK戦略」では、まず 3年間で資産1,000万円を達成すること を最初の目標としています。
なぜなら過去に、ニューラルグループ、東証米国債券ETF、レーザーテックといった投資で 600万円以上の損失 を抱えており、その悔しさを「利益で相殺する」ことが大きな目的だからです。

そして、その先にあるのは 15年後(私が60歳になる頃)に資産1億円を築く という最終目標です。これは、コア資産(インデックス投資)とサテライト資産(成長株投資)の両輪を組み合わせて実現する長期的なゴールです。

今回取り上げた3社は、そのサテライト戦略の新たな柱として、すでに投資の準備を進めている銘柄です。エイピアやソラコムといった既存の主力に加えて、これらを組み込むことで投資効率を一気に高められると確信しています。

投資は常にリスクと隣り合わせですが、だからこそ 「数字で根拠を確認しながら、目標に向けて一歩ずつ進む」 ことが重要です。
私の投資記録についても、近日中に公開していく予定です。リアルな資産推移や売買記録を通じて、同じように悩みながら投資を続けている方々に、少しでも参考になる実例を届けられればと思います。

3年で1000万。そして15年で1億円。
この道のりは決して平坦ではありませんが、成長企業に本気で向き合うことで、達成できると信じています。


👉 この記事を読んでいただいた皆さんも、「どの時間軸で評価が変わるのか」を意識して、自分の投資戦略に取り入れてみてください。

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