FRB利下げと日銀ETF売却、市場の転換点でRAK戦略を見直す
近況報告
こんにちは、ラックです。
今週のマーケットは歴史的な二つの出来事に揺れました。
ひとつは、米国FRBが政策金利を引き下げたこと。インフレ対応で続いてきた高金利局面がついに終わり、資金の流れはリスク資産へ回帰し始めています。特に成長株にとっては明確な追い風であり、私のRAK戦略の主砲 エイピア と「海外の夢枠」 C3.ai が堅調に上昇したのはその象徴です。
もうひとつは、日銀がETF売却に踏み切ったこと。長年にわたり株価の下支えを担ってきた存在が売り手に回るという構造的変化は、短期的な需給悪化リスクをはらみます。一方で、外資からは「日本市場がより自立的になった」と評価される可能性もあり、長期的には資金呼び込みの契機になり得ます。
米国は緩和へ、日本は自立へ。二つの大きな潮流が交差した週でした。
※今週の評価額が大きく減少している理由は、「iFreeNEXT全世界半導体株インデックス」を売却(+94,819円の利益確定)を行ったためです。
今週の資産推移
項目 | 金額 |
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スタート資金 | 3,896,499円 |
今週評価額 | 6,756,381円(前週比▲919,547円) |
総合損益 | +340,213円(+5.3%) |
担保状況(リスク管理)
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借入残高:771,321円
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担保時価総額:5,432,000円(エイピア+ソラコム)
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担保融資比率(LTV):12.5%(前週比▲1.9%)
👉 LTVは前週比で改善し、依然として低水準を維持。暴落時の強制売却リスクは限定的です。
各銘柄の動向
エイピア(4180)|主砲の存在感
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保有株数:2,000株
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平均取得単価:1,524.91円
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評価額:3,398,000円
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損益:+348,173円(+11.41%)
考察:
AI需要拡大を背景に、FRB利下げをきっかけとしたグロース株再評価の波に乗り、株価は堅調。RAK戦略の中核として安定感を増しています。
ソラコム(147A)|第2の柱
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保有株数:2,000株
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平均取得単価:1,020.98円
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評価額:2,034,000円
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損益:▲7,960円(▲0.38%)
考察:
株価は一進一退ですが、IoT基盤の拡大は不可逆的な流れ。目先は調整しても、長期的な成長ストーリーは維持されています。
C3.ai(AI)|海外の夢枠
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保有株数:500株
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平均取得単価:16.4551ドル
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評価額:8,950ドル(約1,324,381円)
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損益:+103,444円(+8.47%)
考察:
米国利下げの恩恵を最も強く受けるのは、将来の成長期待で評価されるグロース株、とりわけ生成AI関連銘柄です。
理由は2つ。
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金利低下=将来キャッシュフローの割引率低下 → 成長株の理論価値が一気に高まる。
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資金フローの変化 → 債券の利回りが低下することでリスクマネーが株式市場に戻り、その中でもハイリスク・ハイリターンのAI関連に集まりやすい。
C3.aiはまだ安定的な利益を上げていませんが、まさに「未来を買う銘柄」。利下げを契機に再評価されやすい地合いが整いつつあります。円ベースでもプラスに転じ、RAK戦略における夢枠として確かな役割を果たすことが期待されます。
今後のRAK戦略について
FRBの利下げは「攻めの相場」を後押ししますが、日銀ETF売却は「守りを意識せよ」という警告とも言えます。RAK戦略はこの二面性を直視し、攻守の両立を模索します。
当初は守備資産として米国債を検討していましたが、現在は 割安株へのバリュー投資で担保資産の守備力を底上げする方向にシフト中です。
過熱相場で攻めを継続する一方、守りの強化で暴落にも耐え抜く――これが新しいフェーズのRAK戦略です。
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