RAK戦略|週刊レポート(2025年7月28日~8月1日)
こんにちは、ラックです。
この1週間のRAK戦略(レーザーテック・エイピア・クダン)に関する投資成果と、市況の動きを振り返ります。
📊 今週の資産推移
- 初期投資額:3,899,155円
- 前週評価額:3,822,400円
- 今週評価額:3,699,700円(先週比-122,700円)
- 含み損益:-199,455円(-5.1%)
先週は、東京エレクトロンの決算発表を受けて、レーザーテックの株価が大きく下落しました。
さらに、8月1日(金)に発表された米国雇用統計の悪化により、円高ドル安が進行。米国経済の先行きに対する懸念が強まりました。
日経平均先物は*PTSで900円を超える大幅下落となり、39,900円と4万円を割り込んで推移しています。
この流れを受けて、週明けの日本市場も厳しいスタートが予想されます。
特に、レーザーテックは米国経済の影響を強く受けやすいため、決算を前にさらなる下落リスクもあり、注意が必要です。
*PTS=夜間取引市場
📈 各銘柄のパフォーマンス
▶ レーザーテック(6920)
- 保有株数:100株
- 平均取得単価:17,250円
- 現在株価:14,620円
- 損益:-265,599円
▶ エイピア(4180)
- 保有株数:1,200株
- 平均取得単価:1,523円
- 現在株価:1,584円
- 損益:+72,143円
▶ クダン(4425)
- 保有株数:300株
- 平均取得単価:1,143円
- 現在株価:1,123円
- 損益:-6,000円
📰 来週の注目ニュース
来週のメインイベントは、RAK銘柄の主軸レーザーテックの決算発表です。
決算発表で注目すべきポイントをまとめてみました。
レーザーテック決算で注目すべき6つのポイント
① EUVマスクブランクス検査装置の受注状況
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レーザーテックの中核製品。
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TSMC・Samsung・Intelなどの次世代半導体ラインで不可欠。
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特に High-NA EUV向けの装置が含まれているか、新型受注の有無が最大の注目点。
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✅「High-NA導入決定」
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✅「High-NA検査装置の受注あり」
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→ この2語句が出れば、株価インパクトは非常に大きい可能性。
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② 受注残高の推移
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四半期ごとに市場が最も注視する指標。
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前回(2025年5月)の受注残高は 3,509億円(過去最高)。
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今回、これを維持or上回るかで、成長期待の継続性が問われる。
③ 設備投資計画(Capex)の更新
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長期の成長を支える増産体制への投資に関するアップデート。
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新棟建設、研究開発棟、海外生産拠点の拡張などの内容が注目。
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工場稼働開始のタイミングも、供給力向上の裏付けとなる。
④ 地域別売上比率(特に台湾・韓国・米国)
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TSMC・Samsung・Intelへの依存度が高いため、地域別の売上変動は顧客依存リスクと直結。
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台湾比率が下がり、米国比率が増えればIntel案件進展の可能性あり。
⑤ 研究開発費(R&D)の増減
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高収益企業だが、R&D比率も高いのが特徴。
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次世代技術開発(High-NA、3D検査、EUV後工程など)への注力度をチェック。
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売上比で10%以上を維持しているかは重要な指標。
⑥ 為替影響と通期見通しの修正有無
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円安(2025年現在は1ドル=155円前後)は業績に追い風。
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ただし、為替レート前提と通期ガイダンスの修正有無は必ずチェック。
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→ 業績予想を上方修正すれば株価上昇要因に。
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項目 | 注目度 | 投資家にとっての意味 |
---|---|---|
High-NA装置の受注有無 | ★★★★★ | 株価上昇の直接材料に |
受注残高の増減 | ★★★★★ | 成長余地の確認 |
設備投資計画の拡張 | ★★★★☆ | 長期成長の裏付け |
地域別売上(台湾・米国) | ★★★☆☆ | 顧客分散 or 偏重の確認 |
研究開発費の比率 | ★★★☆☆ | 技術力の継続投資状況 |
通期見通し&為替影響 | ★★★★☆ | 株価の方向性に直結 |
※ 決算発表後に、決算資料の分析を行います。
📌 決算予定
- 8月7日:レーザーテック:2025年6月期 通期決算発表
- 8月14日:エイピア:2025年第2四半期 決算発表
- 8月14日:クダン:2026年3月期第1四半期決算発表
📣 ラックのひとこと
いよいよ、レーザーテックの決算が目前に迫ってきました。
私が「RAK戦略」の中核銘柄としてこの企業に託したのは、単なる短期的な値動きを狙ったからではありません。
半導体という人類の未来を支える中核産業の中で、唯一無二のポジションを築いてきた――その圧倒的な技術力と実績に、私は賭けています。
特に今回は、High-NA EUV関連の動向、受注残高の推移、通期見通しの修正有無など、今後の株価にも直結する重要な材料が揃っています。
もしここで、High-NA検査装置の受注や設備投資の拡大方針が明らかになれば、それはレーザーテックが「次の成長ステージ」に入ったことを意味します。
とはいえ、相場は水物。
過度な期待や悲観に振り回されず、決算資料を冷静に分析すれば、きっと未来へのヒントがきっと見えてくるはず。
それでは、また次回の週間レポートでお会いしましょう。
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