📌 まずは前回から(2分で要点)
中上級投資家が実践する「暴落をチャンスに変える資金調達」の基本と、信用取引との違いを解説しています。
👉 【秘技】暴落を恐れずチャンスに変える!資金調達の裏側
※本記事(第2章)の理解が一段と深まります。
証券担保ローンを活用した“機械的買い増しルール”
前回は証券担保ローンの基本的な仕組みを紹介しました。今回はさらに踏み込み、実際に私が設定した“機械的買い増しルール”を公開します。
株式投資において最大の敵は「感情」です。
暴落が来れば恐怖で売りたくなり、高騰が続けば乗り遅れまいと焦って買ってしまう。
そんな投資行動を断ち切るために、私は 「機械的ルール」 を設定しました。
いま、日米の株式市場は過熱気味であり、上昇相場の裏側には常に急落リスクが潜んでいます。だからこそ、私は暴落への備えを怠らず、下落局面をむしろチャンスに変える準備を進めてきました。
私のサテライト資産の主役は、エイピアとソラコムです。
両社はいずれも解約率が極めて低いリカーリングのビジネスモデルを持ち、売上高・営業利益の成長曲線が描きやすい。
そして今回の決算も良好であり、次の決算までは安心して保有できると確信しています。
次の決算まで安心して保有することができるからこそ、株価が下落した時には積極的に買い増して株数を増やしていく戦略を生み出したのです。
暴落時に発動するルール
下落率 | エイピア買い増し株数 | エイピア累計保有株数 | ソラコム買い増し株数 | ソラコム累計保有株数 | 借入率 |
---|---|---|---|---|---|
10%下落 | 100株(現金余力) | 1,600株 | 300株(現金余力) | 1,000株 | — |
20%下落 | 500株(担保ローン) | 2,100株 | 500株(担保ローン) | 1,500株 | 45.2% |
30%下落 | 500株(担保ローン) | 2,600株 | 500株(担保ローン) | 2,000株 | 76.2% |
40%下落 | — | 2,600株 | — | 2,000株 | 88.9% |
45%下落 | — | 2,600株 | — | 2,000株 | 96.9%(強制決済寸前) |
このルールを可視化しておくことで、暴落時も冷静に行動できます。
ここでの大原則は、証券担保ローンは株価が20%以上下落したときにのみ発動すること。
さらに、ローンで購入した株式は 決算またぎはしない というルールを課しています。
指数20%下落時も担保ローンを発動
エイピアとソラコムが20%以上下落しなくても、日経平均・S&P500・NASDAQ100といった主要指数が20%以上下落した場合には、証券担保ローンを積極的に活用します。
ただし、指数が大きく下がる時にはエイピアとソラコムの株価も下落している可能性が高い。担保に入れるエイピアとソラコムの評価額には常に注視する必要があります。
コアとサテライトの対比
私の投資戦略の最大の特徴は、
「コア=順張り、サテライト=逆張り」という明確な役割分担にあります。
- コア資産:毎月225,000円をインデックスファンドに投資。市場成長を前提とした「順張り投資」。
- サテライト資産:証券担保ローンを駆使し、暴落局面で逆張り的に資金を投入する「非常電源」。
つまり、普段は眠らせ、暴落が来たときにだけ目を覚ます“非常電源”こそが証券担保ローン。
これは私独自の考え方ですが、機会損失を恐れず「非常時にしか使わない」という縛りを設けたからこそ、サテライト戦略はコア戦略とは異なる爆発力を秘めていると信じています。
株価早見表
下落幅ごとに株価がいくらになるのか、一目でわかるように自作の早見表を掲載します。
投資家にとって、このシミュレーションは冷静な判断の拠り所となります。
直近高値を更新することで、自動的に10%~50%の株価も更新されます。シンプルな表ですが、買い増しラインが一目でわかるため、感情を排除した機械的売買の一翼を担いそうです。
暴落を力に変えるラック戦略
私の「3年1000万計画」=ラック戦略において、証券担保ローンを使った暴落時の逆張りは真髄そのものです。
コア資産が順張りで資産の土台を築き、サテライト資産が逆張りで爆発力を狙う。
この二刀流こそが、暴落を恐れず未来の資産を築くための最大の武器だと信じています。
次回予告(修正版)
次回は、証券担保ローンの仕組みと、楽天銀行における具体的な申込方法 を解説します。
「暴落専用の非常電源」としての使い方を理解するために、まずは制度そのものを正しく知ることが第一歩です。
読者の皆さんも、自分の投資戦略にどう活かせるのかを考えるきっかけにしていただければ幸いです。
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比較表→本章の“機械的ルール”の順で読むと理解が最速です。
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