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eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)を選んだ理由|インド比率は人気型の3倍!

コアサテライト戦略

なぜ私は eMAXIS Slim 全世界株式の「3地域均等型」を選んだのか

インデックス投資は、長期の資産形成を目指すうえで強力な武器です。しかし「どのファンドを選ぶか」によって、10年後・20年後の結果は大きく変わります。

私は米国株一強の時代に、あえて3地域均等型を選びました。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、インド比率6%と人気の全世界株式の3倍。

米国集中リスクを避けつつ、新興国の成長も逃さない、私がこのファンドを選んだ理由を具体的に解説します。

はじめに

長期の資産形成で“後悔を最小化”するために、我が家の全体ポートフォリオと最も整合するのが「先進国・新興国・日本を均等(各33%)で保有する」3地域均等型でした。

米国一極に寄せるよりも、地域分散+定期リバランスで世界の成長を幅広く取り込み、家庭の資産全体のバランスを最適化する狙いです。

詳細はこちら → eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)公式ページ

背景:米国は強い。しかし“常に最適”ではない

この数年、米国はGAFAを中心に企業収益・株価ともに絶好調であり、米国経済は目覚ましい成長を遂げ、S&P500やNASDAQ100は史上最高値圏を更新してきました。

とはいえ、一極集中は期待値のブレ(後悔リスク)を高める側面があります。

長期投資家として冷静に見れば、今の米国経済は「さすがに過熱感が出てきている」というのが正直な感覚です。

米国一国集中のリスクを軽減するためにも、地域分散は必要だと判断しました。

特に、景気循環や金利サイクル、規制・地政学などの不確実性を考えると、地域分散は将来の“予想外”に対する保険になります。

私が3地域均等型を選んだ5つの理由

1. 米国一極の過熱感を意識

直近の米国はバリュエーションも利益成長も高水準。

将来も強いかもしれないが、“好調の前提”が崩れた時の下振れを避けるため、配分を意図的に抑えます。

2. 新興国の“長い追い風”(特にインド)

3地域均等型の魅力は、新興国に3分の1の比率で投資できることです。

特に注目しているのがインド。

公式データによれば、このファンドではインドの組入比率が6%に達しており、人口動態・都市化・デジタル化が進むインドの成長取り込みが狙えます

※人気の全世界株式ではインド比率はわずか約2%。

人口ボーナスと経済成長ポテンシャルを考えると、この差は将来のリターンに直結します。

3. 均等配分×定期リバランスが“勝手に売買”してくれる

3地域均等型では、先進国・新興国・日本の比率を均等に保つため、定期的なリバランスが行われます。

これにより、低迷している地域の株式を安く買い、高騰している地域の株式を一部売るという、長期的に有利な資産配分の維持が可能です。

伸びた地域を売って、出遅れ地域を買う——感情を排した規律が最初から組み込まれているのが均等型の強み。

結果として世界の相対成長を機械的に回収できます。

4. 全体ポートフォリオとの整合性

私の全体資産配分は以下の通りです。

  • iDeCo:楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドに毎月拠出

  • NISA成長投資枠
     - ニッセイ・NASDAQ100に1,200万円(米国比率高め)
     - SBI・V・全米株式に1,200万円

  • 積立NISA枠(夫婦で600万円ずつ)
     - eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

すでに米国への投資比率が高いため、積立NISAでは米国偏重を避け、バランス型で世界の成長を幅広く取り込みます。

5. “後悔最小化”の視点に合致

将来、「やっぱり新興国や日本も伸びたのに、米国一本で取り逃した」と感じるリスクを下げたい。3地域均等型は「どの地域が勝っても一定は取る」という設計で、心理的にも続けやすい投資戦略となります。

デメリットも理解しておく

  • 米国主導の強い相場では相対的に見劣りする可能性。
  • 新興国のボラティリティ(通貨・政治・ガバナンス)を受ける。
  • 為替の影響が分散される一方で、米ドル一本よりリターンが薄まる局面はある。

それでも私が選ぶのは、短期の“見劣り”より、長期の“取り逃しの後悔”を避けたいから。

我が家の実行プラン(運用ルール)

  1. 積立先:eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)を夫婦で毎月10万円ずつ継続。
  2. 点検頻度:年1回、世帯全体(iDeCo+NISA+特定)の地域配分を棚卸し。
  3. リバランス:世帯レベルで米国が想定レンジを超えて重くなったら、均等型の積立額を微調整して中和。
  4. 売却原則:コア資産は原則売らない(教育費や住宅などの確定支出が近づいた時のみ、計画売却)。

よくある反論と私の答え

Q1.「米国が一番強いのに、わざわざ薄めるの?」
A. 未来は不確実です。“強い前提が崩れた時の下振れ”に備えるのが目的。すでに世帯全体で米国比率は高く、均等型で中和する方が家計全体の安定性が増します。

Q2.「新興国はボラが高くて怖い」
A. 均等配分は1/3に限定。さらに定期リバランスが内蔵され、過度な賭けにはなりません。長期での人口・生産性の伸びをほどよく取り込みます。

Q3.「結局オルカン(ACWI)で良くない?」
A. ACWIは米国高比率で“世界時価総額の現状”を映します。私は“未来の不確実性に備える”意図で、地域をフラットに置く選択をしました。世帯の他枠(iDeCo・NISAの米国偏重)とのトータル最適が目的です。

まとめ:短期の見劣り<長期の納得感

米国の成長ポテンシャルは疑いようがありませんが、長期投資においては地域分散の効果も無視できません。

特に、インドをはじめとする新興国の比率をしっかり確保できる3地域均等型は、後悔の少ない選択肢だと確信しています。


時間を味方につけ、世界全体の成長を享受していきたいと考えています。

投資で一番大切なのは続けられる設計納得感だと考えています。

3地域均等型は、

  • 世界の成長を均等に拾い
  • 伸びた地域を機械的に利確・再配分し、
  • 家計全体の米国偏重を落ち着かせる

この3点が、私の「後悔の少ない長期投資」と一致しました。

今後の運用方針

  • iDeCo:楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドを積立中。
  • 新NISA(夫婦):
    • 成長投資枠:NASDAQ100(ニッセイNASDAQ100)1,200万円/全米株式(SBI・V)1,200万円(将来の投資計画含む)。
    • 積立投資枠:eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)を夫婦で毎月10万円
  • サテライト(個別株):RAK戦略(レーザーテック・エイピア・クダン)で中長期の超過リターンを狙う。

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