はじめに|NISAは夫婦で協力し3600万円を埋める時代へ
NISA制度が拡充され、1人あたりの非課税投資枠は最大1,800万円。夫婦であれば合計3,600万円にものぼります。
この枠を「埋め切れるかどうか」が、これからの資産形成に大きな影響を与えます。
妻の堅実なアプローチ|530万円を旧NISA・つみたてNISAで運用中
妻は旧つみたてNISAが始まった2018年から、インデックスファンドをコツコツと積み立て続けてきました。
その結果、現在は 先進国株式+新興国株式インデックスファンドで約530万円 を非課税で運用しています。
2042年末まで非課税で育つ仕組み
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2018年購入分 → 2037年末まで非課税
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2019年購入分 → 2038年末まで非課税
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…
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2023年購入分 → 2042年末まで非課税
購入年ごとに非課税期間がズレながら、最大で2042年末まで非課税運用可能。
妻の資産はこのまま育て、満了を迎えた分から順次、新NISAに移す予定です。
私の失敗と軌道修正|500万円超の損失から再出発
私は過去に、ニューラルグループや東証米国債券ETFなど高リスク商品に挑戦し、500万円を超える損失 を経験しました。非課税制度を有効に活かすどころか、逆に遠回りになったのです。
720万円+240万円=940万円をまず埋める
反省を踏まえ、今後は堅実なステップを取ります。
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毎月20万円の積立 → 3年で720万円
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成長投資枠 → すでに240万円一括投資済み
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合計 940万円をまずNISAで運用
さらに退職時の退職金やサテライト資産を投入し、枠を着実に埋める方針です。
3600万円を埋めるプロセスの全体像
私たち夫婦は、次の流れで3,600万円を使い切る計画を描いています。
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積立+一括投資で940万円
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積立枠:720万円
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成長投資枠:240万円
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退職金とサテライト資産で2660万円
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退職金の一部を投入
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サテライト資産をスライド
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妻の旧NISA資産530万円を移管
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2042年末まで非課税で育成後、新NISAへ移す
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👉 この流れで、合計 3600万円を段階的に埋め切る見込み です。
まとめ|NISA3600万円+iDeCo750万円=老後の二枚看板
仮にNISA枠3,600万円をインデックスファンドで埋め、年利5%で20年間運用できれば、約9,500万円規模 に成長します。
さらに、私たち夫婦はすでに iDeCoで約750万円 を積み立て中。
NISAとiDeCoという“二枚看板”を確保できれば、老後資産は盤石です。NISA枠を使い切った後の余剰資金は ゴールド・債券・REIT に振り分け、リスク分散を図ります。
そして大切なのは、これらの制度では「個別株で勝ちにいく」のではなく、市場全体の平均点を確実に取れるインデックスファンドで運用すること。
波はあっても長期的には右肩上がりのリターンを享受でき、老後資産形成における最も再現性の高い方法となります。
夫婦で協力して積み上げることは派手さこそありませんが、
NISA3600万円+iDeCo750万円=老後の二枚看板 を確保できれば、老後資産形成は極めて強固なものになるのです。
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